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Illustrator CS2のライブトレースが強力なので、Photoshopのポスタリゼーション処理の影が薄くなっていますが、ポスタリゼーション処理だけでなく、Illustrator CS2のライブトレース用としてもガウス処理を行うと、良好な結果を得ることが出来ます。
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上の【図】は元画像に対してストレートに【イメージ⇒色調補正⇒ポスタリゼーション】を実行した状態です。細かい部分も律儀に処理してしまうために、元画像の状態によっては汚らしくなってしまいます。そこで下の【図】の用に適宜【フィルタ⇒ぼかし⇒ぼかし(ガウス)】を実行します。実行値を強くすると、ポスタリゼーションのラフなイメージが強くなります。
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下の【図】は元画像に対して【フィルタ⇒ぼかし⇒ぼかし(ガウス)】を実行後に【イメージ⇒色調補正⇒ポスタリゼーション】を実行した状態です。これをIllustrator CS2のライブトレース用元画像とすると、ライブトレース側の処理値と組み合わせて更に意図的なラフ効果を期待できるようになります。
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