7月4日に、Word(PowerPoint)のパターンのサイズ変更をIllustratorで代用する話をしました。[Wordのパターン塗りをIllustratorで調整]この方法ではなくて、コピー&へーストでも可能なのですが、斜め線の処理が出来なかったのでIllustratorを使いました。しかし、少し無理すればIllustratorを使わなくても可能だと判明しましたので整理してみました。
まずWordでは、Illustratorのパスファインダー的な処理とControl Aにて全部を選択する事が出来ないのでPowerPointわ使い、線幅を太らせた任意の線の集合体を作成します。
作成した線はグループ化してControl Cにてクリップボードに読み込みます。
続けてWordに移動し、設定したいオブジェクトの塗りつぶしを[図またはテクスチャー]にて[クリップボード]のボタンをクリックすることで配置が完了します。
さこで作成したパターンを45度回転させた状態でコピーを行ってクリップボードに記憶させてみました。
しかし結果は大失敗。全体の矩形という考え方なので、上図の様な結果になってしまいました。
それならば初めから斜め線の集合体を作成してしまえばいいと考えました。ただし、線を太らせるのでは無くて細長い四角形の集合体で作成することにしました。こうしないと[図形の結合]の処理が出来ないからです。
まず、細長い四角形の集合体を作成してから全体を選択して[描画ツール>書式]の[図形の結合]にて[結合]を実行します。これを行わないと後処理が出来ません。続けて、配置したい図形と同等のサイズの矩形を作成し、両方を選択してら全体を選択して[描画ツール>書式]の[図形の結合]にて[重なり抽出]を実行します。
後はコピーし、設定したいオブジェクトの塗りつぶしを[図またはテクスチャー]にて[クリップボード]のボタンをクリックすることで配置が完了します。
一連の処理結果です。かなり複雑な形状のパターンもこれこれでなんとか処理出来そうです。
Word 365 2019
PowerPoint 365 2019