撮影した写真をストレートで使う場合、少々色的に物足りない場合は調整が必要ですが、思い切ってレイヤーで区分してしまうのも1つの方法です。上図は空だけでなく葉の部分も同様に以下の処理で調整しています。
まずソース画像を用意します。ソーストロボを使っていないので空が白く潰れてしまっています。少しでも空の色を雨期だたせることが出来ればかなり良いイメージにし上がります。
最初にレイヤーの複製を作成し[フィルタ/CameraRaw]にて以下のように空を浮き出させるようにカラーリング調整を行います。
ここで元のレイヤーを使って[選択範囲/色域指定]にて空の部分だけを選択します。
あとは[フィルタ/CameraRaw]にて調整したレイヤーを選択範囲でレイヤーマスク作成します。上図は空の部分だけが表示された状態です。
元画像に対して抽出した空の部分を合成したのが上図の状態です。
最終的なレイヤーの状態は上図のようになっています。なお、同様にして葉の部分の緑を誇張したのが冒頭のイメージとなります。短い時間で一定の成果を得るために、この方法が意外と重宝します。
Photoshop CC 2018
Panasonic LUMIX DMC-FX700