金曜日, 6月 15, 2018

Photoshop
輪郭がボケている被写体の選択処理

輪郭が曖昧な画像の切り抜きは、背景がシンプルであっても色域指定で処理した方が確実のようです。前回はサボテンの置物で、輪郭部分はそれほどボケて居ませんでしたが、今回は条件が異なっています。

上図はソースとして用意した画像です。

上図は部分アップです。左手の中指にピントを合わせ、フルサイズ換算100mm絞り開放F1.8で撮影していますので他はかなりボケています。

上図は、選択範囲メニュー[被写体を選択]して得た選択範囲でレイヤーマスクを作成して合成した処理結果です。一発処理で微調整はしていません。かなりガタガタになっています。こうなると微修正が大変です。

上図は、選択範囲メニュー[色域指定/スキントーン]で得た選択範囲でレイヤーマスクを作成して合成した処理結果です。一発処理で微調整はしていません。手のハイライト部分を拾えていないので微修正が必要です。

上図は、選択範囲メニュー[色域指定]にて背景を選択後に選択範囲を反転して得た選択範囲でレイヤーマスクを作成して合成した処理結果です。一発処理で微調整はしていません。一番良い結果になりました。コレであれば、[選択とマスク]で簡単に微修正が行えます。

[被写体を選択]は便利なツールですが、一発で対処出来ると考えるのは早計です。Photoshopに限らずどの鶴にも類似処理の機能がありますが、どれを都のような状況で使うのか? あるいは組み合わせるのか? ということか大切です。得意な処理を理解する事が効率化のポイントですね。

Panasonic LUMIX DMC-G3
Ai NIKKOR 50mm F1.8