水曜日, 12月 25, 2024

Illustratorで2色刷り用データの作成手順(2)

質問がありましたので・・・
Illustratorで2色刷り用データの作成手順を整理しました。今回はシアンとマゼンタ版を利用するデータの場合です。

※あくまでも印刷所の指定厳守が基本です。

元データです。前回と異なりグラデーションが施されています。

cyanとmagentaの2色に分離させるため・・・

レイヤーの複製を作成し、それぞれのレイヤーのオブジェを選択し・・・

[編集]>[カラーを編集]>[カラーバランス調整]にて・・・

cyanレイヤーはcyan以外を、magentaレイヤーはmagenta以外を [-100]とし、色を無しに設定します。

これrでcyanレイヤーはssyanだけになります。

magentaレイヤーの状態。

レイヤーの関係です。このまま印刷すればがcyanとmagentaの「2色刷りが可能です。

ここでcyanレイヤーの描画モードを[乗算]に設定すると・・・ 

2色の掛け合わせイメージを確認できます。

もし、任意の2色を指定したい場合のイメージを確認したい場合は、レイヤー毎にオブジェクトを選択して[編集]>[カラーを編集]>[グレースケールに変換]にて・・・

グレースケール化させます。

次に指定したい2色を任意の図形を塗りつぶして決め[編集]>[カラーを編集]>[オブジェクトを再配色]にて [詳細オプション]をクリックし・・・

右上の新規スウォッチグループをクリックして登録します。

2色目も同様に登録します。

ここで、グレースケール化したレイヤのオブジェクトを選択し、編集]>[カラーを編集]>[オブジェクトを再配色]にて [詳細オプション]をクリックし、[カラー]を[1]とすると・・・  

上の様に画面が変化するので、そのまま先ほど登録した色を選択します。

2色目のレイヤーも同様に処理します。

これで指定した色だけで構成されたイメージが完成します。

2色目も同様です。

レイヤーの関係です。

ここでcyanレイヤーの描画モードを[乗算]に設定すれば、2色の掛け合わせイメージを確認できます。

Illustrator for macOS