土曜日, 4月 08, 2023

Blender Study Notes 09 
リメッシュでポリゴン調整と注意点

3Dはモデリングを進めていくとポリゴン数が増えて細かいメッシュの塊に陥ります。そこで、形状が変化しない程度にメッシュを少なくするリメッシュ処理が求められていますが、Blenderにもこの機能が備わっています。

Blender

この連載は以下を参照してください。

サンプルとして用意したデータです。手袋、ブーツ、目玉は別パーツとなっていますが、オブジェクトは分割していません。左はオブジェクトモード、右は編集モードの状態ですが、リメッシュはオブジェクトモードで行います。
オブジェクトを選択し、スパナのアイコンのモディファイアープロパティをクリックし[モディファイアーを追加]にて[リメッシュ]を選びます。

リメッシュには4つのモードがよういされていて、上は左が[ブロック]、右が[スムース]・・・

続けて左が[シャープ]、右が[ポクセル]です。特殊な状況がない限り[ポクセル]での処理が無難だと思います。

上は[ポクセル]にて少し設定を粗くした状態です。左はオブジェクトモード、右は編集モードの状態です。個人的には出来るだけローポリゴンでのモデリングをこころがけ、必要に応じてポリゴンを細分化という流れをお薦めします。

ローポリゴンの状態で、スパナのアイコンのモディファイアープロパティをクリックし[モディファイアーを追加]にて[サブディビジョンサーフェイス]を選びます。

表示されたパレットの[カトマルクラーク]を選択し[ビューポートのレベル数]を大きくすることで滑らかな状態になります。たがし、これは実際にメッシュを細かくしているわけではないので[シンプル]をクリックスレが元の状態を確認できます。

編集モードで[カトマルクラーク]と[シンプル]を切り替えながら辺や頂点を選択してモデリング調整ができます。

なお、パレット左上にある下向きの「>」をクリックして[適用]を選ぶと、その時の[カトマルクラーク]の状態を実データとします。その下の[複製]は立方体で説明した方が判りやすいので少し脱線します。

立方体を選択し、スパナのアイコンのモディファイアープロパティをクリックし[モディファイアーを追加]にて[サブディビジョンサーフェイス]を選びます。

次にパレット左上にある下向きの「>」をクリックして[複製]を選ぶと・・・

設定が二重になります。

そして別々に設定することで面取りの立方体を作ることが出来ます。

こんな感じです。チョット面白いですね。

元に戻り[カトマルクラーク]と[シンプル]を切り替えながら辺や頂点を選択して・・・

モデリング調整ができます。

[カトマルクラーク]の状態では見えない辺やポイントも[シンプル]で確認・選択出来るので意外といい感じに調整出来ます。

実際の処理ではパーツは分解した方が良いですね。パーツの分解は、編集モードに入ってから、[A]キーで全選択します。続けて[P]キーで表示されるメニューの[構造的に分離したパーツで]を選ぶと自動的にパーツが分割されます。

Blender 3.4.1