金曜日, 2月 17, 2023

Excel VBA 01 
Visual Basicとマクロの違い

ExcelのVisual Basicとマクロについてプチ連載です。ここで言うVisual Basicは正式にはVisual Basic for Applications(VBA)といい、Microsoft Visual StudioのBasicにソースコードなどは似ていますがVBAはExcel等、それを作成したソフト上でしか利用出来ません。Microsoft Visual StudioのBasicで作成した実行型ファイルは単独で動作します。なおVBAはWordやPowerPoint等でも利用可能ですが、ここではExcel環境にしぼりました。

※Microsoft Visual StudioのBasicは別途色々と公開中です。

VBAはプログラミング言語であり、マクロはVBAを利用した機能です。どちらも実行時は同じパレットから行います。また、どちらも開発パレットから選びますが、デフォルト環境では開発メニューが非表示となっている場合があります。その場合・・・

Windows版
[ファイル]メニュー>[オプション]>[リボンのユーザー設定]より、[リボンにないコマンド]から見つけ出してリストインします。

macOS版
Finder側の[Excel]メニュー>[環境設定]>[リボンとツールバー]より、[リボンにないコマンド]から見つけ出してリストインします。

なお、VBAあるいはマクロを作成する前に・・・

Windows版
[開発]メニュー>[マクロのセキュリティー]で[警告して、VBA マクロを無効にする]にチェックが入っていることを確認します。

macOS版
Finder側の[Excel]メニュー>[環境設定]>[セキュリティ]で[警告を表示して全てのマクロを無効にする]にチェックが入っていることを確認します。

Visual Basicを選択・起動したら、取りあえず[挿入]メニューから[標準モジュール ]を選択します。

ここで表示されたパレットにソースコードをタイピングします。

取りあえず適当なソースを記述しました。ソースを記述したら、そのまま右上の[×]をクリックしてExcelの画面に戻ります。macOS版の場合は左上のをクリックしてExcelの画面に戻ります。この操作ででVBA編集画面が消えますがExcelの編集画面は消えません。特に保存操作をしなくてもVBAデータは消えません。

なお、デフォルト環境ではテキストサイズが小さいので・・・

Windows版
[ツール]メニュー>[オプション]>[エディターの設定]でフォントやサイズを調整します。

macOS版
Finder側の[Excel]メニュー>[環境設定]>[エディターの設定]でフォントやサイズを調整します。

[開発]メニューの[マクロ]を選ぶと上の様なパレットが表示され、作成したVBAまたはマクロのリストが表示されるので、実行したいデータを選択して[実行]すれば・・・

Excel上で実行されます。