ExcelのVisual Basicとマクロについてプチ連載です。ここで言うVisual Basicは正式にはVisual Basic for Applications(VBA)といい、Microsoft Visual StudioのBasicにソースコードなどは似ていますがVBAはExcel等、それを作成したソフト上でしか利用出来ません。Microsoft Visual StudioのBasicで作成した実行型ファイルは単独で動作します。なおVBAはWordやPowerPoint等でも利用可能ですが、ここではExcel環境にしぼりました。
※Microsoft Visual StudioのBasicは別途色々と公開中です。
VBAはプログラミング言語であり、マクロはVBAを利用した機能です。どちらも実行時は同じパレットから行います。また、どちらも開発パレットから選びますが、デフォルト環境では開発メニューが非表示となっている場合があります。その場合・・・
Windows版
[ファイル]メニュー>[オプション]>[リボンのユーザー設定]より、[リボンにないコマンド]から見つけ出してリストインします。
macOS版
Finder側の[Excel]メニュー>[環境設定]>[リボンとツールバー]より、[リボンにないコマンド]から見つけ出してリストインします。
なお、VBAあるいはマクロを作成する前に・・・
Windows版
[開発]メニュー>[マクロのセキュリティー]で[警告して、VBA マクロを無効にする]にチェックが入っていることを確認します。
macOS版
Finder側の[Excel]メニュー>[環境設定]>[セキュリティ]で[警告を表示して全てのマクロを無効にする]にチェックが入っていることを確認します。
Visual Basicを選択・起動したら、取りあえず[挿入]メニューから[標準モジュール ]を選択します。
ここで表示されたパレットにソースコードをタイピングします。
取りあえず適当なソースを記述しました。ソースを記述したら、そのまま右上の[×]をクリックしてExcelの画面に戻ります。macOS版の場合は左上の●をクリックしてExcelの画面に戻ります。この操作ででVBA編集画面が消えますがExcelの編集画面は消えません。特に保存操作をしなくてもVBAデータは消えません。
なお、デフォルト環境ではテキストサイズが小さいので・・・
Windows版
[ツール]メニュー>[オプション]>[エディターの設定]でフォントやサイズを調整します。
macOS版
Finder側の[Excel]メニュー>[環境設定]>[エディターの設定]でフォントやサイズを調整します。
[開発]メニューの[マクロ]を選ぶと上の様なパレットが表示され、作成したVBAまたはマクロのリストが表示されるので、実行したいデータを選択して[実行]すれば・・・
Excel上で実行されます。