Illustratorで任意の線の先端同士を結合させるとき、それぞれのデータの構造によって結果が予想外になる事があります。仕様なのですが、理解しておくと作業効率は高くなると思います。
例えば上の様な2本の線を作成します。それぞれの線幅は同一です。
ここで線幅ツールで青い線の先端を補足設定します。
ここで、青い線の上のポイントと、緑の線の左端のポイントをダイレクト選択ツールで選択し、オブジェクトメニュー[パス>連結]を実行すると上の様に線幅の方向が逆になります。
ここで、最初の線幅設定を逆に設定します。
これで[パス>連結]を実行すると上の様になります。
もちろんプロファイルで処理後に方向を逆にしてしまえば良いのですが、結果がどうなるか把握しておくか否かは大切ですね。
ところで、処理結果の先端をオブジェクトメニュー[パス>連結]で結合することは出来ませんが、ペンツールでクリックすることで結合できてしまいます。そうすると上の様な不思議な形状が出来上がります。
Illustrator CC 2020