土曜日, 1月 26, 2019

Photoshop
写真画像のイラスト化[その2](128)

第128回月例セッションの補足(その2)です。
フィルタ加工は元画像の状態とサイズで大きく変化します。ここで説明した手順も元画像によっては、面白くもなんともない結果になってしまう場合があります。まずWidthが3000Pixel、Heightが2250Pixelの画像を用意しました。出来るだけゴチャゴチャしている方が良い結果に成る感じです。

最初にイメージメニューの[色調補正>白黒]にてグレースケール化します。設定はオートで解説していますが、必要に応じて調整した方が良い場合が多いです。続けてレイヤーをスマートフィルター用に変換しておきます。これで背景レイヤーの名称は[レイヤー0]になります。

レイヤー0のコピーに対して、ウインドウメニュー[色調補正>ポスタリゼーション]にて階調数を4に設定します。

この段階のレイヤーの状態です。続けて、レイヤー0のコピーに対して、フィルタメニュー[ぼかし>ぼかし(ガウス)]にて半径値を適宜設定します。ここでは10に設定しましたが、スマートオブジェクトのレイヤーに対しての処理なので後から自由に変更可能です。

ここで、先に作成したポスタリゼーションの調整レイヤーを選択し、ウインドウメニュー[色調補正>グラデーションマップ]にて任意の4色を指定します。

表示刺されるグラテーションバーをクリックし・・・
任意の位置をプロットして色を設定するだけです。ポスタリゼーションの階調数が4なので、プロットを4に設定します。

上図は処理結果です。ここでの色設定が完成イメージを決定づけます。
次に、レイヤー0のコピー2に対して、フィルタメニュー[ピクセレート>カラーハーフトーン]にて最大半径を45とし、全てのチャンネルの角度を45度に設定します。

カラーハーフトーンの処理結果です。

最後にカラーハーフトーンの描画モードを[オーバーレイ]に変更します。

上図は最終的なレイヤーの状態です。

あとは好みでポスタリゼーションなどの値を変更するとおしろいです。上図は完全にオフにした状態です。

Photoshop CC 2019