Illustratorの3D機能は制約が多いのですが、下準備に注意すれば上図のように色々可能性が出て来ます。
まず、上図のように3つの矩形を用意して効果メニューの[3D>押し出し・ベベル]にて、押し出しを実行します。
上図は[3D>押し出し・ベベル]の結果ですが、上はノーマル状態。下は3つの矩形をグループ化させて処理しています。グループ化ではなくて複合パスでも結果は同様です。
ちなみに、グループ化せずに[3D>押し出し・ベベル]を実行したあとで、複合パスを実行するとそれぞれのパーツの前後関係で処理結果のカラーリングが変更されてしまいます。それぞれの前後関係は上から、以下の様な順番になってしまいます。後からの複合パス設定は避けた方が良いでしょう。
緑、青、赤
緑、赤、青
青、赤、緑
上図は処理結果です。
なお、グループ化した状態であってもパーツの一部を変形させる事で3D結果にもそれが反映されます。ここでは緑色の矩形の高さを伸ばしてみました。
上図は処理結果です。グループ化を上手に活用するとIllustratorの3D機能も色々と登場回数が増えそうですね。
Illustrator CC 2018