水曜日, 4月 03, 2019

Sculptrisでデカール処理が出来てしまった(130)

Sculptrisでなんとデカール処理が可能でした。灯台下暗しで気が付くのが遅れました。

(ZBrushのpixologicがリリースするフリーウェア)

Sculptrisで直接モデリングしてもいいわけですが、ここではZBrushCoreで作成したモデルをOBJ形式で書き出し、それをSculptrisに読み込みんで説明します。ZRBrush側でローポリゴンでもSculptrisに読み込むと意外とスムースに表示してくれます。

同時にPhotoshopで2048pixel四方のデカール用データを作成します。四隅の空きは充分に取って下さい。キチキチだと失敗します。また解像度は高くても低くても結果に大差はありませんでした。

次にマスク用のデータを作成し、両方ともJPEGで保存します。マスクが必要なのは
ZBrushと同じ考え方ですね。

Sculptrisに戻り、読み込んだデータをペイントモードに変更します。ただし、変更前に若干データを修正しておくと良いでしょう。そのままだとペイントモードに変更したときにシンメトリーが無効になってしまいます。

ペイントモードに入ったらFillキーで任意色で塗りつぶします。続けてTextureにデカール画像、Brushにマスク画像を読み込みます。読み込んだら配置したい部分をクリックするだけですが、上図の設定だと薄く処理されてしまいます。

同じ位置で数回クリックすればしっかりとペイントされますが得策では無いですね。

一発で処理したい場合は以下の様に設定項目を変更します。

細かい説明は省きますが、フリー版とは思えない機能ですね。これでエッジがシャープになれば良いのですが・・・。

ところで適当にペイントしたあとで、Strengthの値を下げてからFillキーで任意の色を塗りつぶすとうっすらとした塗りつぶしが可能です。

上図は処理結果ですが、これとっても便利ですね。

Sculptris 6