2019年6月20日に行った画像処理テクニック講座133の補足説明です。
ZBrushには練り込んで作り上げたコテコテの高密度ポリゴンデータを自動で綺麗なローポリに作り替えてくれるZリメッシャーがあり、ローポリテータが基本の私はとても重宝しています。普段はそのままmodoでレンダリングをするので気に留めていませんでしたが、ZBrush上でローポリデータを滑らかに表示して最終的なレンダリング状態を確認したい場合に便利な機能を整理してみました。コマンド一発です。
まず[ツール>ジオメトリ>Zリメッシャー]でローポリ化する際に、出来るだけ高密度を保っていたい部分があれば、マスキングを行っておきます。また、ここでは説明用にデータを1つのパーツに合体させています。
左がZリメッシャーでの処理結果。右は処理結果を滑らか表示した状態です。
ローポリデータを滑らかl表示とても簡単で[ツール>ジオメトリ>ダイナミックサブディビジョン]にて[ダイナミック]を選択するだけです。modo のTabキー処理と同様です。
もちろんZBrushCoreでは使えない機能です。なお、[ツール>ジオメトリ>ディバイド]でも滑らかになりますが、これは高密度にデータを変更しているためでローポリ化とは逆の結果になりますので要注意です。
なお、Zリメッシャーの最低値は0.1のようですが、あまり極端な設定をしてしまうと、上図の様に細部が消えてしまったり潰れてしまうので元データの形状は少し大袈裟にしておくとよいかも知れません。
ZBrush 2019