月曜日, 2月 14, 2005
襖紙の裏にセッセとイラスト
白い紙恐怖症の話は色々とネタがあふれて面白い。でもって思い起こすと、私は子供の頃はスケッチブックではなくて襖紙の裏にセッセとイラストもどきを毎日 ように描いていたのでした。父が表具師(掛軸や屏風が専門)だった関係で一応襖の見本帳が山のようにあり、直ぐに改定されて新しいのがくると古いのは私の スケッチブックに早代わりするというわけでした。この見本帳の裏は適度なザラツキがあり、色も薄いベージュなのでなかなか楽しい気分になった。今から思う と相当適当な画材を使っていたが、拘りの色鉛筆あたりを使うと面白いかもしれないが、残念なことに今は実家を家捜ししても襖の見本帳は無い。だから中学の 美術の時間に買ってもらった白いスケッチブックには相当違和感があったのを思い出した。まっ、それはそれで楽しい経験なのだが、考えてみると父の仕事用の 材料として全国津々浦々の和紙が山のようにあり、それらは白であって白ではない絶妙の天然色。私は今も父の仕事場に山積みになっている和紙をみると色々と イメージが沸いてきてしまったりする。やっぱり色々な意味で幼児体験は大切だと痛感。そんなことを考えていたら中学、高校の時に沢山使ったワラ半紙が懐か しくなってしまった。今で言う再生紙なんだけど、もう生産はほとんどされていないようで残念。(column: 1731)
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