Excel 2013 以降から搭載されているフラッシュフィルは意外と強力でした。なお、解説に利用して居る住所録は、疑似個人情報データ生成サービスにてダミーデータを作成したものです。
フラッシュフィルは?・・・例えば上のような住所録があったとして、名字だけを新しい列に抜き出したい場合を想定して説明します。
まず基準となるセルに左側の人名の名字を入力します。
そのままフィルを実行するとデフォルトのコピー機能が働いて採取の人名だけがコピーされます。
ここでオプションにてフラッシュフィルを選択すると相対する人名の名字だけに置き換わります。
ただし、最初に入力した名字が二文字なので、全ての人名は2文字として処理されてしまい3文字の人も頭2文字しか抜き取ってくれません。
ところが、予め名字と名前の間にスペースなどを挿入しておくと結果は異なります。
減ヘストなる裸寝に2文字の名字とスペース(ここでは半角スペースを入れています)を入力してからフィルを実行し、オプションでフラッシュフィルを選ぶと半角スペースまでの文字を全て抜き取ってくれます。結果として2文字以上の名字も正しく処理してくれます。
これの応用として、メールアドレスの@までという処理を行えば@までのデータを抜き取ってくれます。
@までのデータを抜き取った結果です。従来であれば関数を組み合わせるなどで対応するしか無かった処理が簡単になったのは大歓迎ですね。
MS-Excel 365 2019