火曜日, 6月 04, 2024

ストロボ撮影とホワイトバランス(その1)

小物撮影でストロボを利用する場合のホワイトバランス設定なのですが・・・。実は私の場合、BlogにアップするTipsの写真は諸般の事情でミックス光なのですが、今まではかなり適当に撮影していたので反省をかねて整理してみました。

撮影に利用しているのは普通の部屋なので室内灯(LED光)を使います。

次ぎにテーブルに撮影小物と補助光用のスタンド(蛍光灯)にメインの中型ストロボ。カメラは古い機種を固定して利用しています。色々な光源のバランスが均等の場合のホワイトバランスはメチャクチャ面倒と言うより絶望なので、メイン光の光が全体の光量の50%以上である事が理想です。

なお、ストロボの発光部分に半紙を適当に折って乗せることで光量を調整できます。これはとっても便利です。また、ストロボの発光はオートではなくてマニュアル発光にします。オートの場合は被写体に光が当たったときの反射で強さが変わるので異なろオブジェを色々撮影するような場合にはおすすめできません。そもそもアンブレラ反射の設定でオートは基本的に無理です。

スタンドもクリアケースに貼り付けた半紙を使うことで光が柔らかくなります。

ちなみに絞り値はフラッシュ光を即行で知る露出計が必須です。コレが一番ハードルが高いですね。一般的な露出計であればスマートフォン用に無料のツールが色々ありますが、フラッシュ光は測光出来ません。

問題はホワイトバラン数設定なのですが、カメラによって色々設定が異なるので、汎用的な設定かつ低予算で処理出来るカード型のホワイトバランス用のカードを利用します。カードを入れたカットに続けてカードを外したカットをRAWデータで撮影します。

まずカードを入れたRAWデータをPhotoshopで開き、ホワイトバランス設定用のスポイトでカードをクリックします。その時の設定値をメモしてから・・・

カードを外したカットをRAWデータの設定値をメモを元に調整すれば完成です。RAW現像としてカードの有無の2カットを同時に開いて調整することも出来ます。

半紙を使って露光量調整をした場合は半紙の色被りが発生しますが・・・

※ここでは解りやすくするために生成りの半紙を利用しています。

半紙を使わない時と同様に、カードを入れたRAWデータをPhotoshopで開き、ホワイトバランス設定用のスポイトでカードをクリックします。その時の設定値をメモしてから・・・

カードを外したカットをRAWデータの設定値をメモを元に調整すれば完成です。

 なお、ホワイトバランスをオート設定にすると、色々なモノを同一背景で撮影する場合に撮影舞に色味が変わってしまうのでお薦めできません。カメラの設定でそれぞれの環境でのホワイトバランス設定を専用のホワイトカードを画面一杯に撮影してから指定するような場合は、カードがやたらと高いので、画用紙などで代用すると良いでしょう、ケント紙は青みが強いのでオススメしません。

Nikon D50