金曜日, 4月 12, 2024

禁則処理が効かないmacOS版Wordで禁則処理を強制する卑怯な方法

質問がありましたので・・・
禁則処理が効かないmacOS版Wordはバグ?修正は永遠に行われない感じですが、それじゃ困るのがmacOSユーザーですよね。私はWindows版で逃げ切っていますが、ソレが出来ない場合の卑怯な方法を整理します。

まず上の様に行頭禁止文字などが発生する場合は・・・

[フォーマット]>[段落]>[体裁]>[オプション]にて・・・

[禁則文字]を[高レベル]または[ユーザー定義]とすればWindows版なら機能しますが、macOS版では機能しません。そこで・・・

[フォーマット]>[段落]>[インデントと行間隔]にて[間隔]を[固定値]とし、任意の行間を設定します。作例では18ptとしました。そのままファイルを保存します。ちなみに、この状態でファイルを保存してWindows版で開いて禁則処理を設定すれば反映されます。デフォルトで禁則処理を設定しているWindows版wordで開いた場合も禁則処理を設定する必要があります。

ここでmacOSに標準搭載されているPagesを起動し、保存したWordファイル(.docx)を開きます。Pagesでは読み込みも書き出しもWord形式をサポートしています。読み込みを実行ス¥すると上の様なパレットが表示されますが、そのまま[フォントの置換]をクリックし手開き、必要に応じてフォントを置換しますが同じマシンで処理していれば特に問題はないでしょう。

読み込むと余白などの情報は受け継がれますが、行間はリセットされてしまうので、行間のみ調整します。

今回は1.8で概ね同じ様になりました。もしプリントアウトで提出する場合はこのままプリントすればOKです。データを提出する場合はPDFで書き出すと良いでしょう。Word形式で書き出しても、受け手がWindowsマシンであれば問題ないですが禁則処理は設定しないと反映されません。デフォルトで禁則処理を設定しているWindows版wordで開いた場合も禁則処理を設定する必要があります。