月曜日, 9月 17, 2018

Illustrator
ルビ機能は非公式なのでちょい面倒臭い

Illustratorには公式にはルビ機能がありません。しかし、文字パレットのオプションから[割注設定]を選んで擬似的に処理する事がお約束になっています。ただし、それなりに面倒なので、手順を再検証してみました。

まず上図のように漢字とルビの文字入力します。上図のルビは文字サイズ72ptに対してルビは半分の36pt似設定しています。

全てを選択し、文字パレットのオプションから[割注設定]を選んで上図のようにデフォルト値で処理します。必ず[割注]にチェックを入れます。

文字数により上図のように配置位置がズレてしまう場合がありますが焦らずに次に進みます。

[割注設定]の割注サイズを50%で処理すると全体が半分のサイズとなってしまい、文字まずによってはズレが発生してしまいますが、その場合はルビに相当する部分を元のサイズ(ここでは36pt)に変更するとイメージしたとおりになります。

あるいはルビのサイズを元に戻した状態してもOKです。また、実は[割注設定]の割注サイズを50%ではなくて100%で処理した方が手数が少なくて意外と便利なのです。ただし、文字位置がズレてしまいますが、ルビだけを選択してトラッキング値を若干調整する事で求めるイメージを得ることが出来ます。

ところで、この[割注設定]をするとベースラインのイチがズレてしまいので調整が必要ですが、櫳費は目して問題無いのですが、困るのは漢字部分です。ただし、概ね漢字についてはサイズの1/10だけマイナスするといい感じになります。72ptであれば-7.2mm。

もちろん厳密に処理したい場合は上図のように処理前の漢字のコピーを背面に色替えして配置しておいた方が良いでしょう。どちらにしてもIllustratorでのルビは正式機能ではありませんので、正式な機能として組み込まれるまではこの方法しか無いのが現状です。

Illustrator CC 2018