月曜日, 5月 05, 2008

透明人間


1933年公開の「透明人間」です。75年前の映画だと思うと衝撃的です。包帯を取ると透明になっているというシーンは当時かなり衝撃的だったようです。で、画面からこぼれる当時のイギリスの小さな町の様子、安ホテルと居酒屋の状況みたいな部分が新鮮です。文化や価値観は時代とともに変化しますし、それは国によっても違ってきます。今は情報の氾濫である程度は見せかけの部分だけかも知れませんが、多くの国で共通であるかのような部分が多いと言っても過言では有りません。しかし、当時はそれがないわけですから、見ている私にとっては、かなり新鮮な世界です。なんだか完全に500円DVDの虜になってしまいそうです。で、私はこの時23歳であったヒロインのグロリア・スチュアート(1997年のタイタニックでは主人公である101才のローズを演じていますね。現在98才で健在です。)よりも居酒屋のおばさん役ウナ・オコナーのヒステリックなキャラクターが気に入ってしまいました。彼女はこの時、既に53歳(1959年没)だったんですね。