土曜日, 5月 03, 2008

第三の男


1949年公開の「第三の男」のDVDを買ってしまいました。やっぱり永遠の名作ですね。ラストシーンは何度見てもナイスです。ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワードの名演技は芸術的。でも私はペイン軍曹役のバーナード・リー(007のMで有名)のキャラクターが好きだったりします。ですからラスト近くの地下道でのシーンは更に印象的になってしまいます。とにかく、この映画を見ていない人がいたとしたら、それはかなりの悲劇だと思います。ところで、購入した理由は、台詞の英語表記。オーソン・ウェルズの提案により台詞として追加された「スイスの同胞愛、そして500年の平和と民主主義はいったい何をもたらした? 鳩時計だよ」は、グレアム・グリーンの原作および当初の脚本には無かったものの、歴史に残る名シーンとなっていますね。正確な英語表記が知りたくて、英語字幕版のDVDを探していましたが、調べた範囲では無かったために、それだったらということで安い500円版にしましたが、その後繰り返して聞き、次のような台詞になっていたと理解できました(多分)。

"In Switzerland,they had brotherly love. They had five hundred years of democracy and peace, and what did that produce? The cuckoo clock."

しかし、アントーン・カラスが演奏する、ツィターのメロディーは、やっぱりいいですね。で、オーソン・ウェルズといえば、「市民ケーン」。次はこれですかね。