日曜日, 10月 02, 2005

TinkerToolでMacOSXをカスタマイズ


MacOSXを使い込んでいく上でちょっとした小細工や融通性を効かせたい場合、MBS(Marcel Bresink Software-Systeme)からフリーウェアとして公開されているTinkerToolが お勧めです。もちろん万能選手ではありませんが、Finder、Dock、Safari、アプリケーション、表示フォント、アクセス権などの隠し機能を含 めた各種設定を細かく行うことが出来ます。MacOS9ライクにスクロールアローが設定できるというように、非常にマニアックなツールともいえます。

具 体的には、Panther までであればTinerToolを使わずともキャプチャーしたいダイアログ上にカーソルキーを置き、Command Shift 4を実行後にSpaceキーを押すと、ダイアログだけが綺麗に選択された状態となるので、そのままクリックを行えば完了。生成されたキャプチャー.pdf をPhotoshopで開けば、レイヤーは【レイヤー0】となっており、ダイアログだけが切り取られた状態となっていました。なぜかTigerでは通常の ファイルと同様にレイヤーは【背景】となっており、アール部分の処理は手動でレタッチしなくてはならない状態となってしまいました。

しかし、TinkerToolの【一般⇒画像撮影ファイル形式】にてPDFを指定すると、Pantherと同様の結果を得ることが出来ます。原稿執筆や解 説書作成の仕事には重宝するのではないでしょうか。調べた、範囲ではシェアウェアなども含めた画面キャプチャーツールで角アールを綺麗に処理できるモノが 見あたらない状態なので、大変重宝しています。

ところで、この手のツールは高機能でも英語表記だと意味が分からずな苦労することがありま したが、日本語環境でのTinkerToolは、すべてのメニューは日本語表記となります。なお、隠し機能というモノは、隠されている理由がそれなりにあ るわけなので、意味も分からずに闇雲に設定を変更することは避けた方がよいでしょう。