火曜日, 5月 10, 2005

突然同級生と会う

9日の18時頃、大崎の警察署の前(別に出頭したわけではありません)で、すれ違おうとした中年サラリーマンに見覚えがあることに気がついた。しかし誰だ か解らない。と、そのまま悩んで3mほど進んだぐらいで高校の同級生のT君だと気が付く。慌てて戻り、声をかけるとやはりT君であったが、私のことは覚え ていない様子だ。いい年して可愛Tシャツにバックを襷がけなんてやつがいきなり声をかけてくるわけだから、多分緊張が走ったのかもしれない。しかし、思い 出してくれなかったのはちょっと寂しかったが、私は小学校、中学校、そして高校でそれぞれ1回は脱皮をしたのではというぐらい変貌しているからだ。最後の 脱皮は多摩芸に入った頃かな。とリあえず名刺を交換して分かれたが、なんだかここのところ本当に古い友人と唐突に出会うことが多くなっている。もしかする とこれはそろそろ同窓会という合図かもしれない。私は人の顔を覚えるのが苦手なのだけど、ある一定期間一緒に過ごした方は、たとえその時に親しくなくても 強烈に意識の中に残っているので、唐突に道ですれ違っても思い出すことが多い。しかし、この偶然のすれ違いってどう考えても天文学的な確立なのである。そ の前の打ち合わせが少し早く終わっていたり、ほんの少し長かっただけで、すれ違いは発生していないからである。なにせ私は大崎に用があるときは大崎広小路 で下車して徒歩ということに決めている。その徒歩県内に立正大学や大崎警察署なんかがあるわけで、私はたまたまその日の道順を若干変更しているのである。 道順と言うほどの違いはないのだけど、反対側を歩くかこちら側を歩くかの違いは随分いい加減で気まぐれの範疇だからだ。まっ、出会いなんてそんなものなの かもしれない。(column: 1808)