木曜日, 8月 24, 2017

Fusion360
他の3Dソフトのデータを読み込む時の注意点

他の3Dソフト、私の場合で言えばmodoやZBrushで作成したデータをFusion360に持ってくることは出来るか?の実験をしてみました。結論から言うと、とても簡単です。まず用意したのは上のデータです。これはmodoで今年の年賀状用のデータとして作成しました。
Fusion360に配置するためには、データ形式に注意する必要があります。modo側で言うと、Wavefront OBJ型式、またはStereolothograhpy STL型式のどちらかを選びます。一般的に3Dソフト間でデータのやりとりをするOBJ型式がサポートされているので、今回はそれで別名保存しました。ちなみにOBJ型式でも、3D Studio Maxより出力されたOBJ形式はFusion360ではサポートしていませんので要注意です。なお、modo側でのサブディバイド設定はオフの状態で読み込まれます。
次にFusion360側での読み込みですが、挿入メニューのメッシュを挿入を選び、目的のファイルを指定して読み込みます。読み込んだ直後に位置やサイズを調整できます。続けてモデルメニューの作成にあるフォーム作成をクリックし、スカルプモードにしてから、オブジェクトを選択し、ユーティリティーの変換をクリックすると、サブディバイドした滑らかな状態に変換されます。あとは、モデルモードに戻ればスカルプト状態の軽いデータに自動的に変換されます。
上は変換処理にてサブディバイドしたような状況です。これでやっともとの状態になったという感じです。問題は次の処理です。これは本当に感動ものです。下はスカルプトモードでの変換処理後にそのままモデルモードに戻った状態です。自動的にこの状態になります。また、形状の変化はありません。なお、OBJ型式を読み込んだ直後は元のオブジェクトと同様に個別の選択は出来ませんが。スカルプトモードで処理後にモデルモードに戻れば元のオブジェクトと同様に個別のパーツ毎に選択編集が可能になります。
Fusion360, modo