Fusion360へ使い慣れたIllustratorで作成したパステータを読み込ませて作業をすることが出来ます。ただし、幾つかの注意点があります。スカルプトのパイプなどに利用する場合を除き、上の左図のようにクローズパスで作成する必要があります。オープンパスは回転や押し出しなどのベースオブジェクトに利用する場合は御法度です。なお、Illustrator側で作成するオブジェクトの塗りや線情報は無視され、パスデータだけが受け渡されます。
また、もう一つの注意点として、Illustratorの左上の角がFusion360で読み込んだときの中心点になります。
次にファイル形式ですが、通常の保存コマンドで選択出来るノーマルのSVG型式を選びます。パラメーターを要求する画面が表示されますが、基本的にデフォルトのままで問題ありません。
次にFusion360側では、挿入メニューから「SVGを挿入」を選択し、出て来たダイアログのフォルダーアイコンをクリックして目的のSVGフィルを選択します。ちなみに、読み込んだデータの中心点はIllustratorファイルの用紙サイズの左上に成ることに注意してください。ですから、用紙サイズからはみ出してしまいますが問題無く読み込まれます。
作例は、簡単な卵の形状をIllustratorで作成し、Fusion360側で桜の木のテクスチャーを設定してみました。
Fusion360
2018/02/14修正