質問がありましたので・・・
Photoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」のパワーは驚異的ですが、やはり一発処理が常に有効というわけにはいきません。あくまでも下地処理として〜と考えることが大切です。
まず、一発で処理できそうな壁の写真を用意しました。
パイプと影の部分を選択して「コンテンツに応じた塗りつぶし」を実行すると・・・
消えてはくれますが、パイプを挟んで左右のトーンの違いが影響してしまいました。
こんな場合は選択範囲を少し大きくして処理します。
もちろんコレでうまく行かないことの方が多いですが、先ほどよりはマシです。
そんな場合は、綺麗な部分のコピーを気になる部分に配置し、レイヤーマスクで境界線をぼかすと誤魔化すことが出来ます。
上はここまでの処理結果です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhvYic8kQ1mYdBSgFN1GUO147EQHuRCfdEpyz4y0ZwJz3CUZNdfokDlOJzxVxbS9Thp_J1tzLW2A1ZBXpEs0pOg4y6lWff5fx5LSq32u3zWWoMc6yLIkOOrIP_P5cdZiUdNJwutARIII9Y/s320/PIC12932.jpg)
ここで壁のクラックなどの細かいズレをスポット修復ブラシで調整します。
最後に水平中央部分のトーンの違いを、画像の明るい部分のコピーを気になる部分に配置し、レイヤーマスクで境界線をぼかすと誤魔化すことが出来ます。
サンプルのような壁であればこの方法で調整出来ますが、そうでない場合も処理の流れはおなじです。ただしコピー画像の流用は小さなサイズでの繰り返しになります。
Photoshop 22.4.3