金曜日, 5月 14, 2004

私は父を師としてスタートした

例のタブレット本が 届いた。正直、今までに執筆した本の関係者には申し訳ないが、これほど嬉しい気持ちになったのは初めてだ。なんだか自画自賛にとられてしまいそうで困って しまうが、そんな気持ちで一杯だ。要するにソフトウェアの使い方だけに終始してしまう本ではなく、その先に目的があという意味で自分にとっては『最後まで 説明できた』みたいな気持ちなのである。一番最初に見て欲しいのは、やはり父だが、年とって随分甘くなってしまって久しいので正しい評価は期待できないだ ろう。出来れば今の私と同じ40代の頃の厳格な父に会ってこの本についての感想を聞いてみたいものだ。きっと厳しい意見が返ってくるだろう。次の8冊目の Illustratorの本のコラムで触れているが、私の絵や工作の最初の師(多分永遠の師かもしれない)は他ならぬ父なのである。でも、あれだけ厳格で あった父が私に絵や工作を教える時は恐ろしくやさしかったのはどうしてなのだろう。これすら80を過ぎて穏和になってしまった今の父に質問しても答えは得 られない。なにより私が今の道を進むことも、ましてや工作の本を執筆することも当時の私たち親子には想像も出来ない未来であったことは確かだ。本の現物を 手に取り、なんだかそんなことが頭の中を過ぎってしまった。(column: 1533)