金曜日, 5月 07, 2004

あんぐりと口を開けるのが精一杯

随分とブランクを作ってしまった。理由は虚脱感とかそういった事ではなく、妙に文章書きの仕事(というべきかはよくわからないが、半分は確実に仕事であ る)が集中し、ここでのコラムの2ケ月分ぐらいの分量をしたためたことの反動かも知れない。流石に疲れてしまった。イラストにしても下絵としてせっせと作 成していた【コト】が一段落してしまったので、もしかしたらこれは虚脱感かも知れない。ところで、公式発言となってしまう印刷物やMLへの寄稿みたいな場 合、可能な限り思想的な、あるいは政治的な話題は避けたいし、何かを強制するようなネタも避けるようにしている。これは昔の自分への教訓でもあったりする わけだが、最近またまた嫌な思いをした。数か月前に購読していた(と言っても勝手に送りつけてきたものだが)あるメディア系のMLて突然政治の話が爆発し た。編集をされている方の独断のようだった。私はそれとなく読んでいる方のMLてあったので、なんだかとても不愉快になり、そのままスパム設定をしてし まったのである。それで終わりというわけである。ところが、今度は定型タイトルではない過激なタイトルのメールを送ってきたのだから、当然スパム設定には ひっかからずに通常の受信ボックスに入ってしまい、うっかり、その凄いタイトルを読んでしまったのである。当然アドレスをスパム設定したのはいうまでもな い。しかし、誰一人として恐らくメールで注意をする方はいないだろう。だからこそ賛同を得ていると勘違いしてエスカレートしているのかもしれない。なんだ か悲しい話である。恐らく、その過激な政治思想が読みとれるMLを読んでしまった多くの方にとって、家族や知人を誘って鑑賞会みたいなことにはならないだ ろう。そんなことが理解できないほど興奮してしまっているその方に幾ばくかの同情がないわけではないでか、その方の説く薄っぺらな正義感と世界観にはあん ぐりと口を開けるのが精一杯であった。てなわけで、メラメラと復活いたします。(column: 1531)