火曜日, 4月 13, 2004

スピード2

キアヌ・リーブスの主演で大ヒットした『スピード』の続編である『スピード2』を予約録画して見た。リーブスが降板してしまったのでヒロインのサンドラ・ ブロックの今度の相手役は、ジェイソン・パトリックだが、正直、私には印象に残らない俳優さんだった。見終わった翌日にはどんな顔だったかも忘れているほ どだ。で、今回は前作とは比べモノにならないほど予算を使っている作品だが、全体を見終わったときの印象は薄っぺらなモノだった。多分前作の緊張感を今回 も期待していたのがまずかったのかもしれない。ストーリー設定に無理が有りすぎ、結末までの流れに説得力がまったくないのである。いわゆる悪い意味でのア メリカ映画のご都合主義的な部分が全面に出過ぎてしまっているのである。更に手話しか出来ない少女などユニークな設定の脇役がいるにも関わらずストーリー 上に生かし切れていないように感じた。止めはサンドラ・ブロックが役柄とはいえ凄く嫌な女性に描かれているように感じたことだろうか。多分これは私の主観 だとは思うが、パート2というのはやはり難しい領域だと感じた。そういった観点から思い出すと私が見た中で、パート2の方が面白かったのは『ターミネー ター2』ぐらいかもしない。まっ、言うのは簡単だが、とにかく前作にあった切れの良さとリズム感は完全に失われている。(column: 1526)