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Illustratorの【オブジェクト>エンベロープ>ワープで作成】を利用するとグラデーションに方向を付けることが可能になります。
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グラデーションに方向性を合えるためにはグラデーションメッシュが手っ取り早い方法ですが、複雑でない処理であれば【オブジェクト>エンベロープ>ワープで作成】を利用することで難しいテクニックを必要とせずに作成することが出来ます。冒頭のイメージは【オブジェクト>エンベロープ>ワープで作成】で上の【図】の様な値を実行したモノです。
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ベースとしたのは上の【図】のように、グラデーションを指定した単純な矩形です。なお、ワープ処理名かでベースオブジェクトを変形しないモノについては下の【図】のようにグラデーションだげか変形されます。
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ただし、元の図形が複雑なものについては下の【図】のように処理後に形状そのものも激しく変形してしまいます。しかし、データ構造的な事はよく判りませんが、この処理では形状に対してマスキング処理を行っているわけではなさそうです。ちなみに処理の結果は見かけ上グラデーションメッシュのような状態ですが、まったく別のモノです。ただし、変形後のアンカーポイントに関係している方向線を微修正することは可能です。なお、極端な変形は処理に膨大な時間がかかるのでライブで処理結果を確認しながらの作業は基本的にはお勧めできません。
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