TVなどのメディアではあまり取り上げられていないようですが、人口約2,300万人で平均年収は150万円前後という台湾から、日本への義援金が4月1日までの時点で、官民合わせ100億円を突破しているそうです。義援金を金額で比較してはいけませんが、これはとんでもない金額です。よく言われている事ですが、日本の統治時代は植民地とは言え、インフラを含め、日本の政府は献身的な対応をしてくれた事に感謝をしている方が台湾には多いそうです。そういえば私の知っている台湾人は、みなさん優しく親切で友好的です。嫌な思いをしたことは一度もありません。日本の被災の影響による台湾経済の損失は約500億円を超える試算が出ているそうです。そんな状況下でのこの対応には本当に頭が下がります。どさくさ紛れに怪しい動きをしている国もある中、「困っているときに本当の友人が分かる」という教科書のような出来事ですね。永遠に語り継ぎ、もっと台湾のことを、台湾人のことを今まで以上に知る努力をしなくてはいけないと痛感しました。にもかかわらず日本政府が台湾からの援助隊を拒否した事は日本人として実に恥ずかしい限りです。もちろん日本の被災に対する多くの国々からの援助も絶対に忘れてはいけませんね。
