Pioneerが販売している『水がハネ飛ぶ可能性のあるような場所でも使える』と言うマニアックなスピーカー
Happy AQUAを衝動買いしてしまいました。もちろんピンクを買いました。風呂好きで、短くても30分は湯船に入っている私にはぴったりかもしれないと考えたからです。で、写真を見て頂くと分かると思うのです が、大きさは500mlのペットボトルほどで、高さが220mm。ただし直径は100mmと少し大き目です。で、これはiPodのようなポータブルオーディオデジタ ルプレイヤーを内部に収納し、密閉した状態として風呂場などで楽しむというコンセプトなのだそうです。意図的に水没させると言ったことでもしない限り問題 なく使えるようです。上の写真はiPod Touchですが、実際の再生はiPod Classicで行っています。まずiPodの電源をONにしてお気に入りの音楽あるいはアルバムを再生した状態で内部にセッティングします。セッティングはミニジャックを刺すだけです。ただし、その前に以下のようにスピーカー用として単三電池を4本セッティングします。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh0S9PUMdieUHaNd9gIiNbVgOlo1DjnHvuenyuYwpqTe_glPBd2-_xUYNNksi0utyY4Zoj7zPfF6SMKPp0NoIhLFWPN-uY_4G9tuHgFsK2A1zbRChQUAJx5Tl7FHVT4WCl0tQojW9IxWw/s320/PIC01031.jpg)
電池をセッティングしたらカバーをします。ただし電池のセッティングはちょっとやりにくいです。慣れれば問題ないとは思いますが、電池ボックス自体を引き出すことが出来ないため、斜め上から電池をセッティングしなくてはならないからです。特にプラスが下を向いている電池を取り除くのはかなり大変でした。さて、電池を完全にセッティングしたら、あとはiPodを繋げるだけ。と言っても写真のように簡単です。ただし、予め電源をONにし、再生状態にしておくことが重要です。また、iPod側のボリュームは大きめに設定することがコツ。目安としては、ボリュームバーが全体の2/3程度以上になるまで上げること。そうせずに普段イヤフォンで使っている1/3程度(私の場合)だと
Happy AQUA側のボリュームでは音量が物足りなくなります。音量調整後はシャッフルやリピート機能を酷使したり、
iJockeyを組み合わせたりするとナイスかもしれません。ただ音楽を聴くだけに使うのはもったいないですからね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWQJvfvj_UJIaNLamH2-wU5x6CqI_s4qJvYXxlVIDtsuwTK9FsdBPKo6_w89nQhRzMAs9SERC84CPdRQtcHhxNB2NPgK4rrfu9Yhik0Xc_HCBjkdwLjIIuiwLZx7v2-M1_S4IoUI2nJg/s320/PIC01033.jpg)
あとはパッキン付きのフタをしっかりねじ込んで専用のフックで浴室のタオル掛けやシャワーカーテンのポールなどに吊し、本体底面にあるボリュームスイッチを回して音量を調整すれば完了です。我が家では、浴槽から一番遠い位置にあるタオル掛けしか選択の余地はありませんでした。ということで実際に再生すると本体下部の
Pioneerの刻印あたりがゆるやかに点滅するように光るのですが、狭い浴室内ではライティングの関係で再生中の撮影は無理でした。この撮影で唐突に生活防水のデジタルカメラが欲しくなってしまいました。ちなみに写真右端は例の
怪しい動物ボディースポンジで、左端は実際に私が使っている純白のボディースポンジ(爆)。さて、肝心の音色ですが、スピーカー1つはさすがに辛いかもしれません。普段iPodなどをイヤフォントでじっくりと聞いていると余計にそう感じてしまいます。出来ればスピーカー2つが望ましいです。
Pioneer製なら尚更ですね。なお、我が家の風呂は静かと言っても換気扇の音がそれなりにうるさいので、その音と
Happy AQUAの音が喧嘩をしてしまうのが辛いところです。無理してボリュームを上げると近所迷惑です。しかし、この音は大昔のモノラルラジオを聞いているような感じで、個人的には学生の頃の雰囲気を味わえて少々嬉しくなりました。でもやっぱり音色が勝負ですよね。こういった製品は。もっともiPodは音楽を聴くだけが用途ではありませんから、単に音楽の再生という点だけで
Happy AQUAを評価してはまずいでしょう。例えばオーディオブック等の方が風呂場という空間で聞くには向いているのかもしれません。私は持っていませんが、浪曲や落語(落語は持っていました)などもいいかもしれませんね。そう考えると
iJockeyは理想的かな。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgYU4UEWtRyQvwejZE5POgq_zodoXCxu61BZNEQrIdxMu3KdOpJH-7nD0oz4vLUDBTOE9UFDujuNR6VrdLB43LUzKyFX2a4ae1U10nL10ybzqT-dVZ30SgBtJqitUUBAVM_xeK2VkMmxA/s320/PIC01029.jpg)
さて、この
Happy AQUAですが、お風呂用という切り口は少し難しいかもしれませんね。いや、「もったいない」と言うべきかもしれません。どちらかと言えば浜辺や海辺のキャンプ、あるいはガーデニング向きのような気もします。もちろんそうなると一般的なオーディオプレイヤー専用のステレオスピーカーと競合してしまいます。しかし、
Happy AQUAならセッティングさえしてしまえば、万が一転がしてしまったり、濡れた手で持ち運んだりしても問題ないという特性が、やはりアウトドア系のような気がします。天気雨が降ってきても、砂が舞い上がってもコレなら安心ですからね。そうなると尚更ステレオ版が欲しくなります。どちらにしてもお風呂専用として使うのはつまらない気がします。例えば小さいお子さんがいる家庭だったら、その辺に転がしておくなんて言うのも面白いかもしれません。突起物が無く怪我をする可能性ないですからね。ただし、現行品は無造作に転がすとスピーカーが下になってしまうのでこのアイデアは使えません。ちなみに原物は
francfrancで見る事が出来ます。
Amazonならここ。何かマニアックで面白い使い方を見つけたら続編をアップしたいと思います。
1月22日に関連書き込みをしました。
クマの着ぐるみに収まるHappy AQUA