日曜日, 2月 08, 2004

TNG Project

PAGE2004まったく面白くなかったかの印象を与えてしまったのは少々まずかったかもしれない。とは言っても参加者それぞれの思惑で展示会の意味も随分異なってくるのは否定出来ない。さて、今回のPAGEで私なりに注目したものは、TNG Project とヘキサクローム(国内ではどこが本家か分からないので興味のある方は検索を)である。まず、TNG Projectsとは、簡単(乱暴)に言うと、アップルコンピュータ株式会社(Mac OS X)、アドビシステムズ 株式会社(Adobe InDesign)、大日本スクリーン製造株式会社(Trueflow)、株式会社モリサワ(OpenType Font)による『新世代におけるデジタルパブリッシングのワークフローの普及とスムーズな移行を推進するための情報発信』ということになるが、認知度は 上がってはいるが、まだまだ低いと言わざるを得ない。いい組織なのだからもっとアピールすべきだと思う。そんなTNG Projectsが連続セミナーを開催していた。全てを見るととんでもない時間がかかってしまう(ちなみにTNG Projectsでは無料のセミナーや講習会等を随時開催している)が、それでも4社による実戦的なワークフローは説得力はあったのではないだろうか。願 わくばもっと大きなスペースで開催して欲しかったという事だ。あの会場のレイアウトはいかんせん狭すぎる。次にヘキサクロームとは、米国パントン社が開発 した、ブラック、シアン、グリーン、マゼンタ、オレンジ、イエローの6色印刷技術である。これによりCMYKという概念は無くなってしまう。つまりRGB 入校が可能なのである。印刷上がりの遜色はほぼゼロに近いと言い切ってもいいだろう。仕上がりを見てしまうとCMYK印刷には戻れないのは確かだ。個人的 にはド派手なイラストを印刷してみたいと思うが、なかなかその機会が無いのが悔しい。でも、あと数年したら全部コレになってしまうのではないだろうかとい う気がする。(column: 1483)