3Dソフトでの背景画像は3Dパノラマ画像があるとベストなのですが、Photoshop環境だけでは作成することが困難です。そこで、フリーウェアで3Dパノラマ画像を作成するツールとしてHuginをブウンロードしてみました。本来はブラケット撮影した素材を使うのですが、作例では通常撮影した4枚の写真で実験しています。
Huginを起動し、必要なファイルを読み込むと、ざっくりとしたレイアウトが自動的に行われます。ここで必要に応じて調整を行うのですが、今回は何もせずにそのままでアシスタントモードにて配置を実行しました。
ここで細かい部分にずれが発生していたりする場合は微調整が必要ですが、ここでも何もせずに次にすすむことにします。次と言っても、アシスタントモードにてパノラマ作成を実行するだけです。
パノラマ作成直後の状態。なお、うっかりレンズタイプを円周魚眼レンズにて処理してしまいました。作例用に使ったのは対角魚眼レンズでした。しかし結果にそれほど大きな違いはありませんでした。
円周魚眼レンズ(円形に撮影されるタイプ)での処理結果
対角魚眼レンズ(対角線まで画像が映り込むタイプ)での処理結果
なお、作成したファイルはTiff型式など一般的なファイル形式でしか保存できません。ブラケット撮影下でへー田をソーストすればHDR型式で保存できるのかも知れませんが、今回のようにブラケット撮影指定内素材での処理結果を強制的にHDR型式にするのに一番簡単なのはネットでJPG-HDR変換を行ってしまうことです。なお、この3Dパノラマ画像については改めて実験を整理したいと思います。
Nikon D7000
SAMYANG 8mm F3.5