水曜日, 12月 31, 2003

別の銭湯に出かける

30日、色々な情報を元にいつもと違う場所の銭湯に出かけてきた。実は徒歩15分圏内であればいくつも(確認しただけで5つぐらい)の銭湯がこの近辺は存 在している。もっとも、あと何年持つかはわからないが。さて、今回出かけた銭湯は清潔感がありシンプルな銭湯であった。いつも出かける銭湯はプラスチック の野菜や果物が壁一面に張り付いているのでなんとなく温泉というより、下田あたりにある怪しいテーマパークのようだったので余計新鮮に感じたのかも知れな い。さらに、今までの所と違ってお湯が塩素臭くないのは驚きだった。また、ゆったりとした温度なので長風呂が楽しめるのである。こうなると更に別の銭湯も 楽しみたくなってしまう。なんだか本当に中高年丸出し状態である。ところで30代前半の方が歯ブラシと歯磨き粉でおもいっきり歯を磨いていたが、やっぱり 銭湯って歯を磨くところだったのだろうか。私は精神的にそんなことは絶対に出来ないというより、気持ち悪くて納得がいかない。しかし、もしかすると年齢に 関係なく、そういった習慣を持つ一族が日本にはいるのかもしれないと最近思うようになった。ところで、12月の30日ということも影響しているのかもしれ ないが、恐ろしく利用者が少なかった。こんな状況では本当に銭湯の文化は消滅してしまうかもしれない。かと言ってもっと私も通いたいが400円も出すのは ちょっと足が遠のいてしまう。また、今回の銭湯はカランは最高だったが、脱衣所は中央に大きな灰皿があり、ほとんど副流煙の巣窟となっていた。あれじゃ今 時のお客さんはまず絶対に来ない。としころで帰り際、出口で見知らぬ女性に銭湯の状況を質問された。思うに入りたいがどんな銭湯なのか不安だったようだ。 一応説明すると、安心したようなそぶりだったのが印象的だった。一度も入ったことのない人(昭和50年代以降の東京生まれだと案外多いと聞く)にとって は、やはり不気味な空間かもしれない。ところで、脱衣所内の注意書きに英語版とアラビア語版があったが、それ以外の外国語の説明はなかったのは驚きだっ た。いつもの銭湯には中国語の説明があったのに。もしかしてここはそんなに中近東系の方が多いのだろうか? なんだか少しミステリアス だ。(column: 1438)