日曜日, 4月 15, 2007

TCDW2397


フリー版もリリースされたSunny 3Dは、東京大学の五十嵐健夫准教授が開発した「Smooth Teddy」エンジンをベースとしているため、マジカルスケッチの上位バージョン的な内容となっていますが。3Dソフトの難解さを排除し、誰でも自由に絵を描く感覚で3Dキャラクターを作成することが出来る点はマジカルスケッチと同様。ただし、クオリティーは格段に高くなっており、他のソフトとの連携もWavefront OBJ形式のサポートで堅牢なものとなっています。また、背景に任意の画像を配置して画像として書き出すなど、専門知識がなくても気軽に3Dキャラクターを作成できる内容となっています。なお、基本機能は押し出し、回転、球体生成に部分削除と、移動・回転にペイントとなっています。一度でもマジカルスケッチに触れているユーザーであれば、直ぐに作品作りに入ることが出来るはずです。なお、ペイント機能は使いやすいのですが、筆圧感知もなく、微妙なタッチは望めません。なお、上の作品の葉は、少しの押し出しが出来ないために巨大に作成してから縮小したり、背景の鉢植えに関係しているシャドウはあらかじめPhotoshopで描いたものを配置しています。

ただし、少しでも3Dソフトで何かを作成したことの或る方にとっては逆にイライラしてしまうかもしれません。微修正が出来ない点もその1つ。ある意味一発勝負なのが意見の分かれるところでしょう。また、理解できない点として、ネイティブファイルの拡張子がSTRATAと同じため、私のようにSTRATAがインストールされている環境化ではどちらのファイルかの区別がつかなくなってしまいます。また、ユーザー定義のブラシを読み込むことが出来るようになっていますが、マスクをどう設定して登録するのかが不明で実質使いものになりません。下はmodoで作成したTCDW2389をWavefront OBJ形式で書き出し、Sunny 3Dで読み込んだ状態です。読み込んだ時点でポリゴンは三角形に変更されてしまいます。総じて小学生ぐらいまでのユーザー用?といったところかもしれません。ちょっと辛口過ぎたかな?