金曜日, 2月 20, 2004

色は色々人は身勝手

Adobe Creative Suiteの登場により、Adobe RGB、Japan Color 2001でカラーマネージメントの問題はほぼ鎮圧されたと思っていたが、意外にそうでもないようだ。ここでこの問題に油を注ぐつもりは無いが、どうして論 議が出るのかが私には分からない。もちろんAdobe RGB、Japan Color 2001が完全だとは思ってはいないが、少なくとも現時点では理想環境ではないだろうか。データは生き物であり、定番もまた常に流動している。問題なのは 自分のポジションではなく、常に一緒にデータを出し合い、最前の結果を模索し合う姿勢ではないだろうか。そういった意味では精神世界の巨匠に君臨されてし まった方は百害あって一利無しだろう。さて、我々の業界(テータを創る側)を大きく分けると、カメラマン、イラストレーター、デザイナーに3極される。 もっとも最近はそれぞれの見分け方は見事に崩壊してしまっているが。で、それぞれについて色の問題に関して乱暴ないい方をすると、カメラマンは色に真剣 (数値が命)、イラストレーターは自己中(画材至上主義)、デザイナーは(色指定の世界)他力本願といえのではないだろうか。もちろんデジタル化される以 前の話である。しし、その悪しき慣習のようなものがデジタル化された今日にも受け継がれているような気がしてならない。眉間にシワを寄せるのではなく、 もっとお互いに歩み寄ってみてもいいと思うのだが、案外そういった考え方は受け入れられていないようだ。一部では革新的に行動されている方もいるの に・・・。(column: 1493)