火曜日, 9月 07, 2004

時間よ止まれ

3日、先日久しぶりに親族が集まる機会があった。叔母の葬儀である。叔母といっても私とは1歳しか違わないのでとても複雑な心境だ。この叔母の連れ合いが 私の血縁である。後述する絵の上手い叔父さんのことだ。しかし、これだけまとまって揃うのは10年ぶりぐらいである。葬儀でしかあえなくなってしまうのは 少し悲しい現実だ。兎に角、会えば昔話に花が咲くのはどこでも一緒だろう。叔母さん(このおばさんとは一緒に銭湯に行ったことがある)の娘のオムツを取り 替えたことのある私は、彼女(要するに従姉妹)の息子がもうすぐ中学生と聞いて絶句。お宮参りの時に母親に抱きかかえられていた従兄弟が今では私より大き な筐体となり、ほとんど私のおじさん状態。おしゃれだったもう一人の叔母さんは70過ぎてもおしゃれな叔母さんだけど、ちょっと具合が悪くて元気がないの が心配。でも思い出すのは若かりし頃のお洒落な叔母さん。絵の上手かった叔父さんは60代なのに相変わらずダンディーで絵が上手く年も感じない。30年ぶ りぐらいに会った叔母さんもいた。連れ合いの叔父さんが血筋なのだが、7年前に他界されていたことを知って絶句。そういえば今回欠席していた2人の叔父さ ん達は体調が良くないらしい。昔は頻繁に会っていた親戚の人達。そのときの記憶が鮮明すぎて、10年ぶりに会ってもなぜか大昔の若かりし頃の叔父さん、叔 母さんの記憶だけが前面に出てきてしまう。今目の前にいる少し老け込んでしまった彼らたちはきっと私にとっては虚像なのかもしれない。時間よ止まれ。せめ て1ケ月前まで戻ってくれれば、1つ上の叔母と話をすることが出来たのに・・・。(column: 1622)