日曜日, 1月 04, 2004

探さない方がいいかも

どんなに整理整頓している部屋であっても、一カ所ぐらい訳の分からない空間というものはあるはずだ。それが私の仕事部屋には幾つか存在するのだからたちが 悪い。時々『おむすびころりん』のように小さなものが落ち込んでしまい。どうしても取れない時がある。結果とし部屋を大改装でもしない限り取り出せないこ とに気が付くのに、それほど時間を必要としないので諦めてしまうと言うわけだ。勿論それがないととんでもないことになってしまうと言う場合は色々と知恵を 絞ったリもするが、曖昧な価値観のモノだとあきらめは早くなってしまう。消しゴムやボールペンの類がそれだ。そう考えると、以前100円ライターが部屋か ら山のように出土した話を書いたことがあるが、恐ろしい数の鉛筆やボールペン、あるいは消しゴムの屍が退席しているのではないだろうかと考えるようになっ た。早いところ供養したり、掘り起こしてあげないと、妖怪文房具となって夜な夜な悪さをしにくるかもしれない。それは大変だということで部屋を少しだけい つもと違う対処の仕方で簡単な掃除をしてみたら、大昔に買い込んだ鉛筆が山のように出てきた。学生の頃のスケッチ用の鉛筆である。別に腐るものでもないの でまだ充分に使える。というより殆ど未使用状態だ。しかし、鉛筆が出てきたと言うことは、もしかして、恐ろしい数のすっかり忘れているモノがザクザク出土 してくるのではないだろうか。そう考えると本気で大掃除をする気持ちが薄れてしまった。世の中には触れてはいけないモノや見つけてはいけないモノがあるよ うな気がするからだ。(column: 1444)