土曜日, 1月 03, 2009

金星ロケット発進す(米国制作版)


日本人である谷洋子がメインキャラクターとして出演している1959年、東ドイツととポーランドによる合作SF映画。「金星からの惑星間宇宙船が発見されるも、全世界からの通信に金星は応答しないため、日本を含む8カ国の技術者や医者で編成された探検隊が、残された謎のメッ セージを解明するため金星に旅立つ」という内容。私はオリジナル版を古いVHSて見たことがありますが、当然日本語など表示もされないバージョンでした。これは米国編集版で都合の悪い、谷洋子の演じるドクターの両親が原爆で死去した云々(オリジナル版は英語ではないのでかなり曖昧ですが)の話などはカットまたは台詞変更などでオリジナルのニュアンスは消し飛んでいます。しかし、50年前とは思えない映像表現は必見です。というわけで昨年授業の一環として多摩美術大学のコンピュータ画像処理論で放映したのでした。