日曜日, 12月 10, 2006

大河ドラマ「巧名が辻」

大河ドラマ「巧名が辻」が終わりました。今年は例年になく面白い作品だったのではないでしょうか。戦国時代オタクの私としては久々にかなり楽しませてもらった一年でした。前半には登場人物の年齢に合わない俳優が多いという揶揄も多かったようですが、今回に限り私はそれほど気になりませんでした。それは信長(舘ひろし)、秀吉(柄本明)、家康(西田敏行)といった大物大名との格差を意図的に表すための演出だったのではないかと感じていたからです。とにかく台本が良かった。最終回では、自害を拒否した淀の方(永作博美)を大野治長(渡洋史)が刺殺するといった演出はなかなかインパクトがあり、新しい解釈として研究がはじまるのではないかとさえ感じました。そして、大団円では第一回放送時に子役(永井杏)の千代が一豊と出会うシーンを仲間由紀恵さんと川上隆也さんが演じるサプライズも心憎い演出でした。