土曜日, 5月 28, 2005

ポートフォーリオ完成


ポートフォーリオが完成しました。A3両面印刷を2つ折りにした簡単な物ですが、InDesignではなく、AppleのiWork'05に含まれている Pagesだけでレイアウトし、そのままPages上からPDF書き出ししたものを印刷所に投げたというワークフローです。データは無造作にカラーモード も無視し、ただレイアウトだけに専念する形で仕上げています。今回の実験の発端は色々な小さい印刷所のスタッフの方から、MS-Wordなどでレイアウト されたデータの印刷依頼で苦労している話などを聞いていて、様々な環境が存在してしまっているMS-Wordでのデータ受付で発生する問題から比べれば、 MacOSXでPagesという組み合わせであれば、フォントもヒラギノ限定などにすることでルール説明もラクになり、無用のトラブルが避けられると判断 したからです。当然OTFであればヒラギノに固執する必要もありません。なによりすべてはPDFとして処理されるからです。なお、Pagesは予め用意さ れているテンプレートにデータを流し込むと言ったソフトウェアで、豊富なテンプレートを活用すればアマチュアの方でもお洒落なデザインをすることが可能で す。ただし、どうせ印刷をすならPagesの教科書的な使い方をしても面白くないと感じた私は、どちらかというとPagesではイレギュラー的レイアウト となる画像のランダム配置のようなデザインに固執してみました。InDesignならお気軽に処理といった感じですが、さすがにソフトの癖も理解できてい ない状態で処理したので、最初はとまどってしまいましたが、癖が理解できてしまえばそれほど苦労することもなく、思った通りのレイアウトを行う事ができま した。これは前記したカラーモードも混在した無作為な状態でのデータ作成という乱暴な処理を意図的に行うための実験ではなく、そういった乱暴な事も予想し ておく必要があり、実際に行ってみた結果はどうなのかという事が実験として大切だと感じたからです。作れると言うことと、作るという事は時系列が違いま す。予期しないデータが出てくる可能性をある程度予測することがもっとも今回の実験で重要な点だと感じていました。ですから綺麗に作成し、危ない処理から 逃げていては永遠に説得力のない実験結果となってしまいます。このように一切の縛りを外して行ってみることが大切だと思います。その結果を踏まえれば入校 のルールが整理できるからです。しかし、画像ばかり見ていて文字のタイプミスを見落としていたのは大失態。VIと記するところを隣のキーでBIとしてし まったのである。オマヌケ丸出しをしてしまいました。修正シールを手持ちのプリンタで作成して一枚ずつ貼り付けているのはかなり悲しい光景ですね。トホホ (PIC00078)