火曜日, 3月 29, 2005

さようならドラえもん、そしてこんにちはドラえもん

一昨日だったか、昨年公開されたドラえもん映画25作目の『のび太のワンニャン時空伝』をエアチェックして見てみた。3億年の時空を超えて育まれるのび太 たちと犬や猫たちの絆の物語である。見終わって感じたのですが、これはシリーズ中のなかで傑作になるのではないでしょうか。ここ数年はなんとなくマンネリ を否定できなかったような気がしていた。昔のコラムにもそのことをネタにしているが、ラストが盛り上がりが弱すぎるのである。ところがこの25作目は涙腺 を刺激する正統派のドラえもん映画となっている。そして、この25作目は結果として最後のドラえもん映画となってしまった。声優が全員交代してしまうから だ、ある意味最後でしょう。もちろんこれからもドラえもんのTVシリーズや映画は制作されるでしょう。でも、あの5人の声優に馴れ親しんでいた者にとっ て、今回の交代は1つの時代が終わったことを意味しているのではないでしょうか。次の方達はこれから見始める方達のイメージの中に生き続けるでしょうが、 今までのファンのイメージの中には入り込めないし、しばらくは批判を浴びるかもしれないが、結果としては正しい選択であったような気がする。生身の人間が 永遠であることは有り得ないわけですから。というわけで私の中のにインプットされてしまったのび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネオ、そしてドラえ もん・・・お疲れ様でした。そして楽しい夢をいっぱいありがとう。(column: 1780)