月曜日, 12月 06, 2004

大河ドラマ新選組の評価

新撰組もいよいよ最終回を残すだけとなった。初回からボロクソに言われていたが私はそんな思いは全く無かった。それよりも近年の大河ドラマの中ではダント ツに秀でた作品であったと感じている。もともと私は幕末は苦手で、何がどうなっているのか、いつもわからなかったが、今回の大河ドラマをじっくり見るため にそれなりの予習をしていた。結果として多少のヒイキはあるにしても負け組みである新撰組から見た論理なり正義というものがなんとなくわかったような気が する。確か今年の初めにも書いたが、薩長はクーデターの首謀者なのである。しかし歴史は常に勝った側の論理で全てが白黒ついてしまう。だから当然どちら側 から見るかで歴史的事件の意味合いも随分変わってきてしまう。要するにあまりに馬鹿げたことでわざわざ書き留める必要も無いが、歴史は万民で共有すること などできないのである。兎に角今回の大河ドラマは大当たりである。後半は一気に時間が経過したとさえ感じるほど短い半年だったような気がする。もし見てい ないという方がいたら総集編をお勧めする。そして山南敬助が切腹する第33回だけが特別に単発ドラマとして放送されるそうだ。(column: 1681)