日曜日, 11月 28, 2004

ZBrush の次のバージョン

吉井さんのところで既に大騒ぎなので重複はさけるが、ZBrushの時期バージョンは衝撃的だ。これで難解であることがプロのステータスのような勘 違いのオンパレードだった3Dソフト業界に激震が走るかもしれない。少なくともモデリングソフトあるいはモデリング機能は全滅に近い状態ではないだろう か。やっと粘土細工の感覚でキャラクターが誰にでも作れるようになったのではないかと感じた。つまり次期ZBrush(今のバージョンでも自由度は高く手 放せない)は新しい次世代の始まりを予感させるような気にさえなる。私はかつてAdobe Dimensionsで目玉のキャラクターを量産していた。サイトのトップページのエコロボットもそのひとつである。なんでDimensionsなのかは 色々と私のいないところで論議されていたようだが、答えは2つだ。ひとつは難解でなかったという点。もうひとつは出れも見向きもしなかった点だ。少なくと もちょっとしたオブジェクトの生成以外に使うものではないというレッテルがあったからだ。兎に角面白おかしく作品をつまり、本まで出したが、残念なことに どう転んでも有機的なキャラクターを作り出すことができなかった。そうこうしているうちにShadeなどでDimensionsキャラクターを継承したり もしたが、有機体ができるとは言ってもとてつもない労力を必要とした。考えてもらいたい、数ヶ月前まで毎日2つのZBrushによるキャラクターをアップ したいたことを。確かにZSpereだけでポリゴン処理は行っていなかったとはいえ、毎日2つのキャラクターをたとえ簡単な形状であっても作り続けるなん てことは他の3Dソフトでは実質不可能に近い。しかも私は何年も作り続けていたわけではない。そこがとっても重要なのである。その後しばらくスランプと混 乱が続き、少しずつ出口が見えはじめてきた矢先の次期バージョンのニュース。『ZBrushやってて良かった〜。いい子にしてますから早くアップデート を!』という気持ちでいっぱいだ。

【ZBrush Centralの記事】

【3本のデモムービー】(column: 1675)