月曜日, 1月 19, 2004

スーパージェッターの切手

スーパージェッターの切手がリリースされるそうだ。郵便局で偶然知ってカタログを貰ってきてしまった。科学技術とアニメ・ヒーローシリーズの第二弾郵便切 手ということらしい。ご存じない方に説明すると、スーパージェッターとは、30世紀から流星号に乗ってやってきたスーパージェッターが報道カメラマンの水 島かおると科学捜査局の西郷長官とともに20世紀の犯罪を取り締まるというストーリーで、本格的なタイムトラベルSFアニメとして当時の私は大興奮した。 また、今となって驚くことは、脚本に筒井康隆や豊田有恒、眉村卓らが関わっていたことだ。パラライザー、反重力ベルト、タイムストッパー、赤外線透視ゴー グルは憧れのアイテムだった。昭和40年(1965年)の事である。鉄腕アトムは別格として、人間が主人公のスーパージェッターは妙に親近感があって好き な番組だった。失敗したり、罠にはまったりする人間くささは子供の眼にもリアルだったのかもしれない。完全無敵じゃ逆に嘘くさいというわけだ。だから鉄人 28号は敵にリモコンを取られてしまったりするのがとてもハラハラしたし、8マンは苦悩する東八郎の人間臭さがストーリーを盛り上げていたように思う。確 かに当時の絵は動きもぎこちなく稚拙かも知れないがストーリーは今時のアニメより練り込まれていたのではないだろうか。確かに今のアニメも複雑ではある が、むしろやりすぎで、ほどよい複雑さを逸脱しているような気がしてならない。さてさて、切手はもちろんカラーである。でもって私はこの主題歌を今もしっ かり覚えているのである。(column: 1465)